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江戸時代の後期に、心学といわれる思想が大流行しました。

これは、当時の新しい霊性運動であり、
現代のスピリチュアルブームに似ています。

開祖の石田梅岩は、神道、儒教、仏教の教えを基礎として、
愛の行為や無私の精神、天地・神との合一による霊性の獲得、正直の徳などを説きました。
また、「商人の売買は天の佑け」として職業倫理を確立しました。

このころから日本にはすでに、
諸宗教に共通する真理を見出した、総合的な思想があったのです。


儒道仏道老子荘子に至るまで、
尽く此国の相となるようにもちいること可思。
日本宗廟天照皇太神宮を、宗源と貴び奉り、皇太神宮御宝勅に任せ、
万くだくだしきを払い捨て、一心の定れる法を尋て、
天の神の命に合う唯一を相るに儒仏の法を執り用ゆるべし。
ここを以て一法を舎ず、一法に泥ず、天地に不逆を要とす。


「都鄙問答」




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2008.05.06 宗教生活
どうしても、連休は忙しくなります。
そして、宗教生活がおろそかになり、霊的栄養が不足します。

つい俗事に追われ、乱れた生活をおくってしまいました。(反省)

肉体的快楽と霊的喜びは、両立できません。

静かな黙想は、健全な心境を養い、霊的成長には欠かせません。

「人間の不幸というものはただ一つのこと、
つまりそれは自分の部屋の中で静かに休んでいられないことから生じる」

と言ったのは、パスカルでありました。

精進します。




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