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お釈迦さまは、
当時形骸化していたバラモン教を奉じるバラモン達に正しい法を説き、
その多くを帰依させました。

通説のように、バラモン教を否定した訳ではありません。

最古の仏典では、しばしば、お釈迦さまは、インド哲学において、
宇宙の源であり神聖な知性としてみなされるブラフマン(神)について言及しています。


バラモンよ。木片を焼いたら浄らかさが得られると考えるな。
それは単に外側に関することであるからである。
外的なことによって清浄が得られると考える人は、
実はそれによって浄らかさを得ることができない、と真理に熟達した人々は語る。
バラモンよ。わたしは外的に木片を焼くことをやめて、
内面的にのみ光輝を燃焼させる。
永遠の火をともし、常に心を静かに統一していて、
敬わるべき人として、わたくしは清浄行を実践する。
バラモンよ。そなたの慢心は重荷である。
怒りは煙であり、虚言は灰である。
舌は木杓であり、心臓は供犠のための光炎の場所である。
よく自己をととのえた人が人間の光輝である。
パラモンよ。戒めに安住している人は法の湖である。
濁りなく、常に立派な人々から立派な人々に向って賞賛されている。
そこで水浴した、知識に精通している人々、
肢体がまつわられることのない人々は、彼岸に渡る。
真実と法と自制と清浄行、―
これは中道に依るものであり、フラフマンを体得することである。
バラモンよ。善にして真直ぐな人々を敬え。
その人を、わたしは法に従っている人であると説く。


パーリ原始仏典相応部「サンユッタ・ニカーヤ」




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