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2009.03.25 魂の親
私たちには、肉体の親だけではなく、魂の親がいます。

それを神仏と呼んでいるのです。




子は親を忘れても、親は子を忘れることはない。
常に慈愛の心をもって親は子を看守っていて下さるのである。
肉体の親は、自分から離れた距離のところにいらっしゃるかも知れないが、
魂の親様は、自分の内に宿っていられるのである。
そして、「自分の内に宿る神」が、「本当の自分」なのである。
親様と自分とは一体なのである。
だからキリストは「父と子とは一体なり」と喝破されたのである。
また曰く「天の父われに宿りて御業をなさしめ給う」と。
「天の父」が、我が「内在の神」である。
それが「内在の仏性」である。
「一切衆生悉く仏性有り」であり、その仏性が、自分の実相であり、
信心を起すのは、「罪の子」が信心するのでもなければ、愚禿の凡夫が信心するのでもない。
仏性が動き出して信心となり、仏性を成就して成仏するのである。
「大信心は仏性なり、仏性すなわち如来なり」と親鸞聖人は喝破せられた。
われみずからにて念仏するにあらず、
天の父(仏性)われに宿りて念仏の御業を成さしめ給うのである。


谷口雅春「希望を叶える365章」




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