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2008.12.18 蘇るヘルメス
キリスト教スコラ神学が否定した、
霊魂の先在、輪廻思想を、プラトンは説きました。

しかしながら、キリスト教圏でも、プラトンの思想は生き続けます。

哲学者ホワイトヘッドは、こう言っています。

「ヨーロッパの哲学的伝統を一般的に特徴付けようとするもっとも安全な方法は、
それがプラトンへの一連の脚注から成っている、という言い方である。」

ルネサンスには、ネオプラトニズムが興こり、
当時、プラトン思想は、ヘルメス主義から由来していると信じられていました。

科学史家イエイツは、こう言います。

「ルネサンスのネオプラトニズムとして、
漠然と知られているこの運動―中世と十七世紀との間に現れる―は、
人々の見解の動向を変え、
宇宙に対する人間の態度を変える発動者の役割を果したと看做さるべき運動であり、
そうした変化は、その後多くの重大な結果を生むことになった。
しかしこれまで、哲学史家たちが、この運動の本性に関し、
どこかわれわれを誤謬に導いてきたと言えるようなところに、どうも問題があると思われる。
ルネサンスのネオプラトニズムを、そのまま一つの哲学として扱おうとすると、
それは、どちらかと言えばはっきりしない折衷主義に解消してしまう可能性がある。
しかし最近、マルシリオ・フィチーノとその源泉を巡って達成された研究によって、
その運動の中核がヘルメス主義的なものであり、
人間が使いこなせるような魔術的な力のネット・ワークとして、
宇宙を眺める考え方を含んでいたことが明かになった。
ルネサンスの魔術者は、自らの根拠を、
ルネサンスのネオプラトニズムのヘルメス主義的中核に求めたのであり、
科学の勃興にとって不可欠の準備段階としての、
宇宙に対する人びとの考え方の変化を体現しているのは、
そうしたルネサンス期の魔術者なのだ、と私は信ずる。」

イエスを天上より導いたは愛の神ヘルメス。

キリスト教といい、西洋哲学といい、近代科学といい、その影にヘルメスあり。

そして現代、東の国にヘルメスは蘇り、新ルネサンスの誕生です。




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