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輪廻転生は、巧妙な「神仕組み」です。

それは、神による罰でも、定められた不幸な運命を強いるものでもありません。

私達は、自らの力、自由意志によって、未来を切り開いていかなければなりません。

「永遠は私のもの」なのです。

シュタイナー思想の研究者であり仏教の密教僧でもある西川隆範氏の解説です。




人間は死んだら終わりなのか、それとも死後の人生があるのか、
あるいは輪廻して来世があるのか。
そのそれぞれで、現世の方針が多少なりとも変わってくるのではないでしょうか。
日本に住む私たちには、「生まれ変わり」という考え方は身近かなものです。
地獄・餓鬼・蓄生・阿修羅・人・天の六道を輪廻する、
あるいは欲界・色界・無色界の三界を輪廻する、と仏教は説いてきました。
釈迦(ゴータマ仏陀)は悟りを開いた夜、
まず生きものが輪廻するさまを見、ついで自分の前世を思い出していったと言います。
それから、因縁を洞察して悟ったというのです。
つまり、悟りを開く前に前世の想起がなされたことになります。
今日の科学では前世・来世があるかないか、証明も否定もできませんが、
ここでは輪廻転生がありうるという立場で話を進めてみます。

よく指摘されることですが、たしかに輪廻思想・業思想は、
不幸な人々に現状を肯定させるために用いられることがありました。
いま不運なのは前世の報いなのだから諦めなさい、という説明です。
しかし、業(カルマ)という考え方は、過去から現在を説明すると同時に、
現在から未来を築く積極的な考え方です。
前世を認識することによって今の状況の原因を解明すると同時に、
今の生き方が未来を作っていくと考えます。
現世しかない場合、
生まれた環境や巡り合うことがらが人によって違うので、運命の不公平を感じてしまいます。
今の状態には原因があるわけですから、その原因を知ることによって対策を検討できます。
前世が分かれば今どのように生きていくといいのか、その方向が見えてきます。
どこをどう改善すればよりよい未来が開かれるか、
それを発見するのがカルマ探究の眼目です。

ただ、前世を知るにふさわしい時期というものがあります。
前世を知ると、その前世に束縛されて今を自由に生きられない、という事態も起こります。
たとえば自分が前世で立派な人物だった場合、
いまの自分も偉い人間のように思い込むことがあります。
あるいは、いま自分が親しくしている人が、前世で自分に酷いことをしたのが分かると、
愛情・友情に微妙な影が落ちるかもしれません。
ですから、普段から修養を心がけている人が、
前世を知ってもそのような影響を受けない強い心魂になり、
前世を知ることが現世のためにプラスになる場合、前世が分かる機会がやってくるはずです。





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