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2009.02.26 永遠の魂修行
この世での誕生は、あの世での死です。

あの世での滞在において収穫が逓減してくると、人は、この世に生まれてきます。

そして、この世での新たな経験、人格を携えて、またあの世に還っていきます。

死があるのは無慈悲なようですが、交互の生活は、最も効率のよい魂修行となるのです。

このように巧妙な神仕組が輪廻転生であります。




私たちは、地上生活の期間における人間の成長のもう一つの末端になる誕生について、
もっと認識を持たなければいけません。
私たちは、次の事実を私たちの意識に取り入れる必要があります。
すなわち、人間は、死と新しい誕生のあいだの長い期間を発達し続けており、
この発達の過程で、ついに精神的世界にとって、いわば死ぬべき時点に達する、
つまり精神的世界で生き続けるには、
これまでとは別の存在様式に移行しなければならない時点に達するという事実であります。
この別の存在様式を、
人間は、物質的なものとエーテル体とで自分自身を包むことによって手に入れます。
物質なものとエーテル体とをまとうことによって、
人間が手に入れるものは、
人間が精神的世界のなかでそのまま発達し続けていたならば、
決して得ることができないようなものなのです。
したがって、私たちは、誕生した子どもを肉体的な目で眺めるのは別によいとしても、
子どもは一つの継続でもある、ということを意識したいと思います。


ルドルフ・シュタイナー「神秘学概論」




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