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2008.04.08 今西進化論
今西錦司氏は、
京都大学などで教鞭をとった生態学者、人類学者であり、
日本の霊長類研究の創始者として知られています。

晩年には、
突然変異と自然選択の進化論に異を唱え、

生物は共生しており、
種全体として生命を永続させるために協調しながら変化、進化していると主張しました。

また、自然をありのままに知り、全体性を認知するという「自然学」を提唱しました。

今西進化論では、
生命は、競争の結果や偶然、突然変異などによるのではなく、
目的、意味をもって進化していると主張したのです。

その思想の根底には、
人知を超越した働きを認めざるを得ないという、宗教的なものがありました。

遺作となる著書でこういわれています。


今まで、この世で生きた人間の中で、誰が一番偉かったか?
という質問に対する答えは、さまざまであろう。
私の用意した答えは、釈迦とキリストである。
この二人が、ほぼ時を同じうして、東西に現れたということは偶然なのであろうか?
釈迦やキリストが、この世を去ってから二千年、
いま人類は、核戦争の脅威にさらされている。
おそらく一億人の署名をもってしても、核戦争は回避できないかもしれない。
救世主は、われわれの力で創るわけにはゆかない。
これからの長い将来を考えると、釈迦やキリストのような不世出の偉人が、
もう一度、この地上に現れないとも断言できない。
しかし、今度現れる時は、一人で出てきて、
一つの世界宗教を創っていただいたら、それで十分のような気がする。


「自然学の展開」



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