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2009.03.16 無我仏教?
「無我仏教」などと標榜し、
魂や輪廻転生を否定する虚無主義者は、まだまだたくさんいます。

これは、まったくの誤りであり、仏教の根幹にかかわる重大問題です。

この大いなる誤解について、國學院大学宮元啓一教授はこう論じています。




ブッダは輪廻転生思想を前提とし、そこからの解脱を達成したのですが、
じつは、ブッダは輪廻転生思想を否定した、認めなかったとする人がかなりいます。
そういう人たちの多くは、ブッダは無我説を説いたから、というのです。
無我とは、「個体の本体である自己(アートマン)が存在しない」ということです。 
一般にインドでは、自己は認識主体であると同時に、
業の担い手・業の果報の享受者、つまり輪廻転生の主体であると考えられています。
ですから、自己が存在しないとする無我説は、輸廻転生思想とは両立しないのです。

しかし、ブッダは、自己が存在しないなどと一度も語ったことはありません。

ブッダは、五蘊(心身)のいずれも自己ではない(非我)とか、
みずからの実存にまつわるすべての事象は自己ではない(諸法非我)とは語りましたが、
五蘊は無我であるとか、諸法は無我であるとは説きませんでした。


「大法輪 4月号」



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