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2009.03.20 汝自身を知れ
真理は、外部を探しても見つかりません。

「汝自身を知れ」は、黄金則です。




神の性質は、あらゆる人間の生命の中に新しく示されている。
しかし、もし人が無関心にそこを通りすぎてしまうなら、
その啓示は、石ころだらけの土地に蒔かれた種子のようなものである。
誰ひとり、この神のさとりから、しめ出されてはいない。
人が自分で自分をしめ出しているのだ。
君を生まれさせた、あの生命は、おお人よ!
君が思い及ぶより遥かに高貴で、遥かに偉大なのだ。
それの君に対する慈悲にみちた配慮を信じ、
かすかな直観の中で、君のハートにささやかれた精妙な指示に服せよ。

この世の生活に疲れたらいつでも、わが内に聖所を見出すべきである。
いささかの平安と、力の盛り上がりと、
ほのかな光とを求めて、それに向かって出かけて行くがよい。
真の自己に触れ得た瞬間には、
自分はそこから無限の助力を引き出すことができ、
完全な報いを見出すことができるのだ、という確信をもって―。
学者たちはモグラのように、学問という家の壁を形成するところの、
次第に高くなる古今の文献の山積みの中を掘り下げて行くのだが、
彼らもこれより深い秘密を学ぶことはできない。
人の自己そのものが神である、という至高の真理以上に高い真理を知ることはできない。
不死の生命への希望、完全な愛への希望、保証された幸福への希望は、
ついには確実にみたされるであろう。

世間は、この世で最も優れた思想、を求めて古代の予言者たちを仰ぎ、
この世で最も高貴な道徳を求めて、
ほこりだらけの諸々の時代の前にぺこぺことおじぎをする。
しかし、人が星のように輝くかれ自身の本性の尊厳なる啓示を受けたとき、かれは圧倒される。
今や、思いと感情の中で価値あるものはことごとく、
求めないでもかれの足下にやって来る。
かれの心の世を隔絶した静寂の中に、神聖なヴィジョンが生まれる。
彼らの民族にその祖先が神であることを教えた、
ヘブライやアラビヤの予言者たちが見たヴィジョンに劣らず神聖なヴィジョンである。
これと同じ輝かしい光によって、ブッダはニルヴァーナの真理を悟り、これを人々に伝えた。
そしてこの悟りがよびさます愛は、
マリヤ・マグダレーナをして、
前非を悔いてイエスの足下に泣き伏させたほど、すべてのものを抱擁する愛なのである。

これらの不滅の真理は、我ら人類のはじめのときから存在しているのだけれど、
その荘厳な偉大さの上には、ちりも積ることができないでいる。
かつて生存した人間に、
人に解放されているこのより深い生命の暗示を受けなかった者はいない。
これらの真理を認めようとする者は、
それがかれの思いの間で小惑星の間の星々のようにきらめくに至るまで、
それを知性だけで理解しようとしてはいけない。
それらがかれにもっと神的な行動をうながすようになるまで、
それらをハートによってわがものとしなければいけない。


ポール・ブラントン「秘められたインド」




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