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2009.04.18 霊界見聞
インド仏典には、
あの世を遍歴して来た信者がこの世に戻ってきて、
その体験を語る、という説話が多く見られます。

仏教では霊界の存在は常識なのです。




同志マハーカーティヤーヤナは、遠くからシュローナ・コーティーカルナを見た。
そして見ると、シュローナ・コーティーカルナにこう言った。

「シュローナよ、こちらにおいで、お前はよく来た。
シュローナよ、お前はこの世とあの世とを見てきたのだな。」

彼は言った。
「大徳マハーカーティヤーヤナよ、見てまいりました。
大徳マハーカーティヤーヤナよ、
私は見事に説かれた法と律とに従って出家し、
具足戒を受けて比丘になりとうございます。
私はあなたのもとで梵行を修したいのです。」

聖者は彼に言った。
「シュローナよ、お前は先ず霊界で取り交わした約束を果たしなさい。
頼まれたとおりに伝言を伝えてくるのだぞ。」

彼は羊飼いのもとに近づいた。
「君、私は君の父さんに霊界で会ったが、
彼は『その業の果が熟することは望ましくない。その非行を止めよ』と言っていたよ。」

「ねえ、旦那、私の親父が死んでから、今日で十二年になるんですよ。
あの世から再び帰ってきた人を誰か見たことがありますか?」

「君、この私は帰ってきたのだ。」
彼は信じなかった。

「君、もし君が信じないのなら申し上げよう。
お前のお父さんは言っていたよ。
『屠殺台の下に、黄金の詰まった瓶が置いてある。
それを取り出して、自分は自分で思う存分楽しくやればよいが、
時には聖者マハーカーティヤーヤナに握り飯を差し上げもしなさい。
そして我々の名前で、その布施の果報を廻向してくれ。
そうすれば、きっとその悪業は少なくなり、完全に尽きて、消滅するだろう』とね。」

彼は考えた。
私はいまだかつてそんな事を聞いたことがない。
調べてみて、もしも本当ならば、すべては真実に違いない、と。

彼は行って掘ってみると、
すべてはまさしくそのとおりであることが分かったので、彼は信用した。


「ディビヤ・アヴァダーナ」




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