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2009.04.20 独立国家へ
多極化する世界のなかで、
日本は、独立国家としての気概を持たなければなりません。

まずは、現実を直視することです。

防衛大学教授の孫崎享氏はこう警告しています。




戦争は人命の損失を前提とする。
人命のやりとりを是認する現在の国際関係において、
陰諜、はかりごとが存在するのは自然なことだろう。
各国は自己の国益に基づいて陰謀・はかりごとを行っている。
しかし、陰謀・はかりごとをされる国にとっては、
武力を使われるより、厳しいものがある。
第二次大戦後、CIAは、
米国国内で本当に必要なのかと幾度となく批判され、その存在を脅かされた。
そのときCIAが言う台詞がある。
「戦後の日本を見てくれ。われわれの工作の傑作である」。
古今の戦略関係の本には謀への警告を行っている本は多い。
東洋では『孫子』である。
『孫子』は、「故に上兵は謀を伐つ」として、
「城を攻む」ことは、そのはるかに下と位置づけた。
西欧ではマキャベリの『君主論』が有名である。
「君主は狐と獅子を範とすべきである。
なぜなら獅子は罠から身を守れず、狐は狼から身を守れない。
したがって狐となって罠をさとる必要があり、獅子となって狼を脅す必要がある。」
現代戦略家の代表リデル・ハートは、
『戦略論』の冒頭で、『孫子』の「上兵は謀を伐つ」を引用すると共に、
戦いにおいて、「敵の兵力の拡散」または、
「敵の注意を無益な目的に逸脱」させるべきであり、
「神秘化せよ、誤りへ導け、そして奇襲せよ」が一つのモットーである、と述べている。
そして、ハートは、戦略とはその主体が敵を欺瞞する術とまで言い切っている。
しかし、日本のどこに陰謀・はかりごとを真剣に学んでいる所があるだろう。
官庁にない。大学にない。研究機関にもない。
ときどき、いかがわしい書籍が出て陰謀論を説き、
知識階級はますます陰謀論を馬鹿にして遠ざかる。
日本に対して「謀」を仕掛ける国からすれば、
日本人が陰謀論・はかりごとを一笑に付して、
知識層がそうした戦略に何の考慮も払わないことくらいありがたいことはない。

「日米同盟の正体」




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