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2008.04.11 大宇宙経典
華厳経を究極の経典だとするのが、中国華厳宗です。
日本にも伝えられ、東大寺で修学されました。

奈良の大仏の毘盧遮那仏は、
このお経で示される、
普く宇宙に偏在する絶対的な仏体をあらわしたものです。

お隣の韓国仏教では、この華厳信仰が盛んです。

夢日記を書いた明恵も華厳経を尊崇していました。
真言密教の空海もこのお経を高く評価しています。

このお経は、
お釈迦さまの悟りの内容を表したものと言われるだけあって、
なかなか壮大です。

「一即一切・一切即一」と言われ、
全ての存在には、それぞれ宇宙があり、
その存在も、外なる宇宙へ生命力を流し、
内には宇宙からの流れを受け取っている。
内宇宙と外宇宙は、一体化し、融合し、無限の円環を形成する。
円の中心でありながらも、全宇宙でもあるような存在が、
毘盧遮那仏だとする思想です。

私達も含め、全宇宙は毘盧遮那仏に包摂され、
時間と空間を超越して、調和しているのです。

華厳思想は、神秘家ウィリアム・ブレイクの詩、

「一粒の砂に世界を 一輪の野の花に天国を見
我の掌に無限を 一瞬のなかに永遠をつかむ」

を彷彿とさせます。


その他にも、このお経には、

菩薩修行の十段階が示される十地品、

善財童子が悟りを目指して、
53人の善き師(善知識)に教えを聞く、
求道物語の入法界品が説かれています。




一つの毛穴のなかに、   
無量のほとけの国土が、
装いきよらかに、
広びろとして安住する。
      
一つの微塵のなかに、    
あらゆる微塵の数に等しい微細の国土が、
ことごとく住している。

あらゆる世界に種々のかたちあるを、
仏ことごとくその中において、
尊ときおしえを説きたまう。

これぞ弘誓の願い、
自在のちからであって、
一いちの微塵のなかに、
あらゆる国土をあらわしたまう。


「華厳経」




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