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2009.07.24 一体の法則
事象の背後にあるものを、宗教では神と呼び、科学では法則と呼びます。

しかしながら、宗教的真実と科学的真実は同一でなければなりません。

「すべては一つ」というのは、単なる言葉だけの問題ではないのです。




ケイシーは、そのリーディングのなかで、一体ということをくりかえし述べている。 
一体化の法則を強調するとき、
彼は「永遠の哲学」として知られている言説をくりかえし引用している。
この言葉は、微積分法の案出者ゴットフリード・ライプニッツによって編み出され、
オルダス・ハックスレーの書いた同名の著書によって有名になった。
「永遠の哲学」は、すべての宗教の核となるメッセージであり、
この世に現れて目に映っている多種多様な、
すべてのものの背後にあるひとつの至上の存在、「汝を造りしもの」だ。
「永遠の哲学」によれば、すべての被造物はみな、たがいにつながりあっている。
みな別個のもののようにみえていても、実は、そこから離れているものなど何もない。
それぞれが、全体の一部なのだ。
たとえば、海洋の波はひとつひとつの「もの」として目に映るが、
ほんとうは、大海の一部だというように。
姿かたちがちがうさまざまなものの基底には、ひとつの事実だけがあり、
それが至上の存在なのだ。
そして、その存在は、目に見え、内在的であると同時に、
目には見えず、この世を超越したものでもある。
それを頭で理解しようとしても、混乱してしまうだけだろう。
「永遠の哲学」によれば、
意識と物質世界、または「内なる世界」と「外の世界」は同一のものだ。
至上の存在、あるいは神の王国は、あなたの外にも内にもある。
わたしたちは常識的に、人生は心と事象とで形づくられると考えているが、
心と事象は、同じひとつの現実の両面にすぎない。
現実は「あなた」なのだ。
あなたがその被造物であり、すべての統一体が人生なのだ。
せいぜい譲歩しても、「永遠の哲学」からすれば、
あなたが感覚で感じ取る以上のものが、この世界にはある。

統一体の原則は、ユダヤ教およびキリスト教の聖書にもみられ、
イエスは「第一の戒めはこれである。イスラエルよ、聞け、
われわれの主なる神はただひとりの主である。
心をつくし、精神をつくし、力をつくして主なるあなたの神を愛せよ」と言っている。
第二にこうも言っている「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ、
これより大事な戒めはほかにない」。
典型的には、「主はひとつ」という言業は、
創造主である神はひとり、という意味にとられている。
しかしそこには、すべての被造物はひとつであり、
その統一体が神であるという意味もあるのだ。
そして、神を天上にあるのではなく、際限なく大きな存在として想像し、
地球を含め、そこに住むすべてのものが、神の体を構成する原子だと思ってみよう。
「汝の隣人を自分と同様に愛せよ」という言葉は、
自分がしてほしいと思うことを他人にもすること、とふつうは捉えられている。
自分が愛されたければ、他人を愛しなさいというように。
尊重してほしければ、こちらも相手を尊重しなさいというように。
言いかえれば、他人を、自分がそうしてほしいと思うように扱いなさいということになる。
だが、これをもっと深く理解するとすれば、隣人とはすなわちあなたでもあるのだ。
創造が、ひとつの至高の存在によるものならば、すべてはその一部なのだから。

物理学者が、原子の内部を観察しはじめると、一連の発見が続々とあらわれた。
それは、わたしたちの、
世界や創造や意識と物質との関係に対する見方を一変させるようなものだった。
なかでも、近年のフリッチョフ・カプラの、
『タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる』(工作合)などは、
その意味では際立っている。
この著書の題名には、東洋の形而上的な言葉が入っているが、それには十分な意味がある。
西洋の物理学が、
東洋の神秘主義のなかに述べられているような現実を発見したということだ。
そうした「万物一体」という事実に見合った内容の一部をこれから見てみよう。
まず第一に、原子下のレベルでは、「物」は、事実上ほとんど消滅してしまう。
「物」は確固としてあるのではなく、移ろいやすいエネルギーの集まりなのだ。
アインシュタインの有名な方程式E=mc²にも、
質量(物質)はエネルギーに等しいとし、そのなかでは、
事物が客観的に実在するという理論は、事実上、消滅する。
というより、エネルギーのパターンは、
エネルギーが、特定の場と状況で「事物」として合同する。
「事物」とされているのは、わたしたちが考えるような客観的なものではなく、
ひとつの波が立つことにすぎない。
立った波は静止しているように見えるが、
実際は、正反対の方向に向かうふたつの波が一体になっている。
「波」は名詞であり、物質を示唆しているが、実は過程なのだ。
このような現代物理学の発見のひとつは、
「事物」はエネルギーの波のパターンに分解できるということだ。
したがって、被造物、つまり現実は、事物の集まりだが、
じつはエネルギー・パターンのダンスであり、
さまざまにちがったパターンのエネルギーの集まりだという点では同じもので、
この地球上のあらゆるものはつながりあい、すべてのものが同一、
つまり、ただちがう形をとって動いているエネルギーなのだといえる。
そしてこれも、目に映る被造物の背後にある、
統一体とは何を意味するのかをイメージするひとつのきっかけになる。
神秘主義と、形而上的なエネルギーは、しばしば神という言葉と同じ意味なのだ。

「永遠の哲学」によれば、あなたは被造物のすべてであり、あなたの意識と現実もひとつだ。 
現代の物理学はまた、その次元での統一性も見出している。
その発見の発端になったのは、「ハイゼンベルクの不確定性原理」だ。
ハイゼンベルクの理論は、原子下レベルのものを「見る」には、
「輝く光」がなければならないという事実に言及している。
その光そのものが粒子の波であり、光の波が、
見ようとする対象の波をとらえ、光がはね返って見ている人の目に届くとき、
両方の波はぶつかり合い、動く。
観察者はその粒子を「見る」のだが、粒子は「見られる」ことによって動くのだ。
その結果として、観察者は見ている物の位置が正確に特定できなくなる。
この不確実性とは、観察者が、観察される物に影響を与えるということだ!
とすれば意識は、単なる目撃者でなく、意識されたものを変化させることになる。
物理学者がこの謎をさらに探っていくと、それはいっそう深まった。
というのは、意識そのものが与える影響が、
事実をつくる上で主要な役割を果たしているからだ。
アーサー・エディントン卿が述べたように、「世界の事物は、精神の事物」なのである。
経験とは、事物の観察の仕方なのだ。 
一部には、意識がつくり出すところを超える現実などないとまで言っている人もある。
神秘主義や形而上学にとってはなじみ深い、統一体の次元は、現代の、
原子より小さいレベルでの、最も急進的な研究結果によっても証明されてきたといえる。
ケイシーも、創造の業に関して、量子物理学による発見を予期していたかのような、
いくつかのイメージを提供していた。
特に彼は、原子のなかの「回転するカ」を基本的に重要なものと述べ、
その考えは、近代の物理学による発見に裏付けられている。
現代物理学は、意識と事象の統合の下敷きになっているものが、
特別な力学的性質をもっていることを発見した。
それは意識と事象のさまざまな側面には、はるかな距離を一瞬にして、
光のスピードより速く伝わるコミュニケーションがあるということだ。
そうした実験結果のなかには、原子より小さな粒子の回転、
つまりケイシーの言う「回転のカ」が内在するということも含まれている。
これまで見てきたように、観察という行為はその結果を左右する。
とすれば、粒子の回転は、観察者の姿勢によってちがってくる。
もしかすると、その回転は、どこを軸とすることもできるのかもしれない。
だが、観察者がひとつの軸を考えて選べば、回転はその軸を中心として観察され、
その選ばれた軸の周囲を、時計回りにも、また逆回りにも回転が起きる。
状況によっては、粒子は一対になって動き、しかも互いにちがう回りかたもする。
どんな軸が選ばれるにせよ、一対の粒子の一方は、
選ばれた軸の周囲で観測され、もう片方は、同じ軸の周囲を反対に回る場合もある。
アインシュタインは、互いに逆方向に回る粒子を切り離したらどうかと提案した。
何年かしてその実験が行われると、
ふたつの粒子のつながりは、遠く離れていても、すぐまた維持されることがわかった。
この、感覚を超えたある種のコミュニケーションは、
原子より小さな粒子の間にも存在するのだ! 
たいていの物理学者は、この驚くべき現象が、
根本的に、現実というものの神秘的なモデルだという事実を扱いかねている。

量子物理学は、「永遠の哲学」のなかで表現された統一性の謎に追いつこうとしている。
原子物理学が登場する以前には、
西欧人の頭のなかには、統一性の意味の確固とした見方は描かれていなかった。
しかしいまや、特殊な科学的発見にのっとって、
その想像力を確実なものにすることができるようになった。
なかには、量子物理学は、「永遠の哲学」を「証明」するものではないと警告するむきもある。
それでも、こうした研究結果は、
それまでの、世界に対する見方に確実に波紋をなげかけ、統一性の概念を、より身近で、
「神秘」よりもっと現実に根ざしたものにしていることはまちがいない。


ヘンリー・リード「エドガー・ケイシー超能力開発のすすめ」




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