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人は、自己を向上させるために生まれてきます。

われわれは死ぬまで進歩し続けなければなりません。

その努力は必ず、死後や来世に報われることになります。

それ故、限られた時間をいかに使うかが、人生の課題となってくるのです。




事業に務める人は「時は金なり」という諺を好んで引用する。
しかしながら、時間の効用はただそれだけではなく、
人に自己修養をさせ、人格を高尚にさせる。
毎日たった1時間であっても、無益なことに費やさず、
また怠惰に過ごさず、自己修養に専念したならば、
数年の後には愚かな人は賢明な人となるはずである。
時間を慈善の行いに使ったならば、その人の一生は多くの実りを生み、
死ぬときには価値ある行いの成果を得ることになるだろう。
そればかりか、毎日たった15分の時間を一心に勉強に用いたならば、 
1年が過ぎるころには必ず自分自身で進歩があったことを感じるはずである。
善良な思い、知識、経験などは、特にそれを保管しておく場所を必要としない。
費用もかからず邪魔にもならずに、
自分の身に着けてどんな場所にでも持ち運んでゆくことができる。
時間を大切に使えば、
仕事を行ってやり遂げた後、多くの余暇を確保することができる。
もし時間を誤って使ったならば、常にあわただしく混乱して苦労せざるを得なくなる。
ネルソンはかつて、
「私が人生において勝利することができたのは、
常に実行前に15分間の余裕を持ったお蔭である」と言っていた。


S・スマイルズ「自助論」




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