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二十世紀最大の神秘家ルドルフ・シュタイナーは、「人智学協会」の設立者です。

シュタイナーは、オーストリア帝国に生れ、
ウィーン工科大学、ウィーン大学で、哲学・心理学・医学などを学んでいます。

彼は、巨大な宗教家でありましたが、
それ以外にも、哲学、自然科学、有機農法、教育、医学、芸術、社会運動など、
多岐にわたる分野での活動に携わっています。

独自の教育システムを考案した「シュタイナー学校」、
霊的存在を表現する肉体芸術「オイリュトミー」、
社会改革論である「社会有機体三層化運動」、
新しい有機農法の「バイオダイナミック農法」、
シュタイナー自身が設計、建築に関わった「ゲーテアヌム」、
などで有名です。

彼の著作や講演録は、400巻以上にも及ぶ膨大なものであり、
その思想の全貌が理解されるようになるまでは、
まだまだ時代を待たなければなりません。

シュタイナーには、少年のころから、見霊能力がありました。

少年(シュタイナー)にとっては、自殺した当人が霊となって現れ、
死者となったばかりの自分のために供養してくれるようにと依頼してきたのだ、
ということに疑問の余地がなかったのです。
このことがあってから、少年の魂に新しい世界が開けてきました。
外の樹木や山々だけでなく、その背後の世界も語りかけてくるようになったのです。
ほぼそのころから、その地方にとくに活発にはたらいている自然霊たち、
事物の背後にあって創造行為に参与している霊たちと、
外界の事物と親しむのと同じように、親しむようになったのです。


「ルドルフ・シュタイナー書簡集」


少年時代に幾何学を愛好していた彼は、
論理的思考と、霊的世界の狭間で悩むようになります。

しかし、18才ごろからのフィヒテ哲学との出会いや、
霊的指導者との出会い、フリーメーソンとの関わりなどによって、
方向性が定まり、霊的修行の道を歩むようになります。


そして、36才の時に新たなる覚醒が訪れます。

ワイマール時代の終わりごろ、私は36才に達していた。
すでに一年前から私の魂の中には深刻な変化が始まっていた。
そしてそれが、ワイマールを去るまでに、決定的な体験になった。
霊界で体験できることは私にとってつねに自明の事柄だった。

このような生活の内的必然性から行われた瞑想の中で、
私にはますます内なる霊的人間の存在が確信できるようになった。
肉体から完全に離脱した状態でも、霊的に生き、知覚し、
運動することのできる人間の存在がである。


「自叙伝」

しかしながら、40才までは、霊的世界については隠したまま、
ニーチェの研究家、労働学校の教師、文芸雑誌の編集長として時を待ちます。

そしてその後、神智学協会からの要請を受けて、
ついにオカルティストとしての道を歩みはじめるのです。


人智学では、

肉体、エーテル体、アストラル体などの人体の多重構造理論、
輪廻転生の教義、宇宙の霊的進化の歴史、
存在界の物質界、生命界、霊界の三区分説、
超感覚的知覚を獲得するための修行論、

などが説かれます。

また、仏陀にも言及しています。

仏陀の力は、西洋の哲学者の世界観のなかに流れ込んで、働いている。
精神界から仏陀が、西洋の哲学的精神生活を推進させているのである。
精神界における仏陀の任務はどのようなものなのだろうか。
高い叡智の力を永久に人々の心のなかに燃え立たせるという任務である。
世界を貫くこの流れが、仏陀の流れである。
仏陀の流れは、概念化したかたちで二十世紀にも流れている。
仏陀の流れのなかには、わたしたちが人間として関わるものすべてが含まれている。


「キリスト秘教と人類の霊的指導」


シュタイナー思想は、
ブルーノ・ワルター、カンディンスキー、カフカ、ミヒャエル・エンデ、ヘルマン・ヘッセ、
などにも影響を与えています。

また、このシュタイナーを、
キリスト教聖者の一人として名を加えるべきだという神学者さえいます。

彼は、時代の唯物論的風潮と伝統宗教の集団的傾向とに戦いつづけた、巨人でありました。


尚、
このシュタイナーは如来界の人であり、
生前彼を指導していたのは、同じ如来界のゲーテとトマス・アクイナスであったそうです。




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