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明治45年に結成された思想界の統一運動である、
「帰一協会」の中心人物に成瀬仁蔵がいます。

彼は、この帰一教会の綱領を持って欧米に渡り、
多数の宗教者の賛同を得るなどして、東西宗教の相互理解を計ろうとしました。

この協会を通じて、国際的な精神運動を起こそうとしたのです。


成瀬仁蔵は、日本女子大学の創立者であり、
日本の女子高等教育の開拓者といわれます。

彼は、慶應義塾大学の福沢諭吉、同志社大学の新島襄とあわせて、
明治の三大教育者の一人とされていますが、あまり世に知られていません。

彼は、また牧師としての顔を持つ宗教者でもありました。

その信仰は、キリスト教のみにとらわれず、ニューソートや神智学にまで及んでいます。

日本女子大学の三綱領は、
「信念徹底」、「自発創生」、「共同奉仕」であり、

「宇宙に遍満するところの、微妙不可思議な至高至大の活力、
神聖な霊的生命という外に名づけようのない、実在の文化的発現たる人々の精神」
を前提として提唱された、宗教色の濃いものとなっています。


彼の講話録が残されていて、その思想がかいまみれます。

我々は引力、光、熱、電気、磁力等、フォース及びエーテルによって、
他の天体と密接な関係を結んでいるが、
宇宙の本体界における精神的関係を説明するためには、エーテルなどよりも、
なお一層微妙な仮説を立てなければならぬ。
つまり内在生命、精神的生命の本質は何であるかというと、
それを霊光(アストラル・ライト)と名づける。
アストラルとは、天ないし人間以上の世界を意味するのであるが、
その霊光の出来る原素は即ちライプニッツのいうモナドである。
モナドはあらゆる精神界の活動の本源であって、霊界はそのモナドの海洋なのである。
我々の精神の中にはこの霊光があって、肉体感覚によらない交通をすることが出来る。



このような教育者が日本にいたのは驚きです。




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