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2010.03.26 教育者は語る
人生は一年のように過ぎ、
一年は一時間の如く過ぎる。
すべては変化し、すべては亡びる。
神のみが、また神の姿に似せて作られた人間のみが、
永遠に存する。
人間は彼がその中にもっている神性、
即ち神の愛と人の愛によってのみ人間であり不死である。
人間がこの自己の中にある神的なるもののために生きる時、
凡ゆる彼の能力、凡ゆる彼の感情が、
神への愛によって生命を与えられる時、その時にこそ、
彼は時と年とが永遠の一部として過ぎ行くと観ずる。

あらかじめ建てられた、
確実な神の調和の中に活動する木の基本的な部分が、
すべて協力して、その力の最後の産物、
果実を形作るために働くと同様、
人間にあっても明白ではあるが、
人間の有機体の見えざる精神によって結合され、
信と愛との神的調和の中に活動する知識、
能力、意欲の全機能がすべて協力して、
肉と血から区別される内的存在、
正義と神聖の永遠の存在、
天なる父が完全なる如くに完全になるために、
神の姿に似せて創られたる人間を形作ろうとして働くのである。

生命を作るのは精神であり、肉は何の役にも立たぬ。
人間の精神は、特別なある力に存するのではない。
それは人の手の中に存するのではなく、脳の中に存するのでもない。
そのあらゆる力、現実の有能な力の結合する点は、
人の信と愛との中にある。
心のこの力、信と愛とは、不死の人間を作り上げるために、
根が木を作り上げるためになすことをなすのである。

ヨハン・ハインリッヒ・ペスタロッチ




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