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人間はこの世に生きている以上、
この世を離れての幸福はありえません。
かといって、この世にしがみついて生きていても、
いずれはこの世を去っていかなければならない身。
あの世や来世での幸福も考えて生きたいものです。

お釈迦さまは、この世とあの世を貫く幸福を得られる道があるのだ、と説かれました。




あるとき世尊は、サーヴァッティー市に住しておられた。
かれは傍らに坐した。
傍らに坐したコーサラ国王パセーナディは、世尊に次のように言った。

「尊いお方さま。
現世の利と来世の利と、両方の利をたもっている一つの事柄がありましょうか?」と。

「大王よ。現世の利と来世の利と、両方の利をたもっている一つの事柄がある。」

「尊いお方さま。
現世の利と来世の利と、両方の利をたもっている一つ事柄とは、何ですか?」

「大王よ。現世の利と来世の利と、
両方の利をたもっている一つの事柄とは、努め励むことである。
譬えば、いかなる歩き廻る生きものの足跡も、
すべて象の足跡のうちにおさまり、
象の足跡は大きさに関しては、
生きものの足跡のうちでは最上のものであると説かれているように、
この努め励むこと、という一つの事柄は、
現世の利と来世の利と、両方の利をたもっているのである。

長寿と健康と美貌と、天界に生まれることと、高貴の家に生まれることと、
ますます広大なる喜びを追求するならば、
福徳を生ずる行いにつとめはげむことを、賢者はほめたたえる。
つとめはげむ賢者は、次に挙げる二つの事柄を体得する。
一つは現世に関する事柄であり、
他の一つは来世に関する事柄である。
思慮ある人は、事柄を見きわめてさとるから、
賢明な人と呼ばれるのである。」


パーリ原始仏典小部「サンユッタ・ニカーヤ」




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