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僧侶が、地獄の存在を説かなくなって久しいですが、
お釈迦さまは、はっきりとその存在を説いています。

閻魔大王が、苦しみを受ける人々を見てつくづく嫌になり、
来世では、お釈迦さまの弟子として地上に生まれ変わりたいと嘆くところです。




「弟子たちよ、これらの生き物たちのなかには、
じつに身体では悪い行ないをすることをつねとし、
ことばでは悪い発言をすることをつねとし、
心では悪い考えをもつことをつねとし、
聖者たちを誹謗し、よこしまな見解をもち、
よこしまな見解にもとづく行ないをつねとする者たちがいます。
かれらは身体が減んで死んだ後は、悪い境涯である、地獄に堕して生まれます。

弟子たちよ、このとき、地獄の獄卒たちは、かれらの手足を捕縛して閻魔王に見せます。
『王よ、この者は慈悲心なく、修行者、バラモン、
および一族のなかの年長者を敬わない者です。王はこの者に罰を与えるべきです』と。

弟子たちよ、閻魔王はそのかれに神の使者を例示し、適用し、教誠します。
『おい、男よ、そなたは人間たちのなかに顕現した神の使者を見なかったのか?』と。


弟子たちよ、その昔、閻魔は次のように思いました。
『ああ、世の悪事を行なう人々には、さまざまな責め苦が行なわれる。
ああ、じつに、わたしは人間に生まれたい。
そして如来にして、供養を受けるにふさわしい、
正しい悟りを得た方のお生まれになる世において、
わたしもかの尊き師を敬い奉りたい。
そして、わたしにかの尊き師が法をご教示され、
またわたしもかの尊き師の法を学ぶことができればよいのに』と。

弟子たちよ、わたしはこの話を他の修行者やバラモンに聞いて語るのではありません。
そうではなく、わたしがみずから知り、みずから目にし、
みずから了解したことを、それをわたしは語るのです。」


尊き師はこのように話した。
このように話した後、善き道を行く師はさらにまた次のように述べた。

「神の使者に気づかず、わがまま放題に振舞う輩、
劣った集団に属する人々は、長夜、憂いを抱く。
しかし、このとき、正しい法に従い、
決してわがまま放題に振舞うことのない正しい人々は、神の使者に感化されて、
生死を引き起こす執着のなかに恐怖を見出し、
執着を離れることによって、生死の寂静において、解脱する。
平安に達し、楽をもつ人々は、現世において寂滅することで、
すべての怨みと恐怖を超え、すべての苦しみを乗り越えているのだから。」



パーリ原始仏典中部第130経「天使経」




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