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20世紀の英国人作家のポール・ブラントンは、
古代の知恵の研究者として、本物の教えを求めてインドを探索し、
神秘思想家のラマナ・マハルシのもとにたどり着きます。

そして、ついに新生の体験を得て、
このような智恵の言葉を述べています。


一、人間には不死不滅なものが秘む。人は真の自我に無頓着であるが、
   どんなに無頓着であっても、不死不滅なるものの偉大さに変りはない。

二、人間は神の知覚力を失っているから、自分自身のまことの価値を信じない。
   だから自分自身の中に、完全正確なものを持ちながら、人の意見を求めて、
   右往左往するのである。

三、神性はすべての人の生活を新たにする。しかしそれに無頃着だったら、
   啓示は石地に蒔かれた種子のように、花も咲かせず実りもしない。
   誰も、神の意識から追い出す者はない。追い出す者はただ己自らである。

四、人々は、人生の神秘と意義について、ろくでもない虚偽の探求をして来た。
   君を生み出した生命は、君のどんな優れた思想よりも高貴なもの、
   偉大なものである。人間は最も偉大なものと関係があり、
   最も偉大なものに育てられている。
   肉体は母の胎内に十ヶ月養われて出て来たが、
   人間には肉体以上のものがあって、宇宙の意志が念じこまれている。
   おまけに、人間の内部には、宇宙神の権化が大我原子となって宿り、
   いつか本人に心の用意が出来た時、
   内から輝く太陽のように現われようとして機会を待っている。

五、人間は、まだ考えて見たことのない欲求を有し、
   自由な生活をしたいと思っているが、
   その結果として来るものをそっちのけにして、空っぽの夢に、
   自分の生命をしばりつけている。自分の罪を人には隠しても、
   神の目から隠すことは出来ない。正義は今も厳として律しているが、
   その執行力は目には見えないし、法廷にも現われまい。
   地上の法は誤魔かせても、神の法則が賦課する罰からのがれることは出来ない。
   因果応報の法則は、一時間毎にこういう人間を危険の中に追いこんでいる。

六、つらい悲しみの下に耐え忍んで来た人や、
   涙の中に淡暗い永年月を送って来た人達は、
   生命が常に無言のことばを語っているのを受け容れる準備をいくらかしているだろう。
   苦は楽の種子である。幸福な日に有頂天にならない者は、
   暗い日にも大して悩まない。人間は高慢ちきでやっていけるものではない。
   喜びのよこ糸、苦しみのたて糸で織り出されない人生というものはない。
   だから人間は高慢得意でやっていけるものではない。
   得意高慢でやって居れば、ゆゆしい危険にはまりこむ。
   見えざる神の前には、謙遜を衣としていかなければならない。
   神は多年つづいて来たものを数日で台なしにしてしまうものである。
   すべての運命は周期率的に変る。思慮浅薄な者にはそれがわからない。
   宇宙を見てもわかることだが、遠日点の次には近日点が来る。
   人の一生も運命も、盛衰栄枯定まらず、健康もまたあてにならず、
   生者必滅、会者定離である。暗愚な苦痛の夜があければ、
   新らしい智慧の喜びとなる。こういうわけだから、最後の教訓は、
   「気づいていない内部(精神的)の永遠なる避難所を見出せ」ということである。

七、人間は、崇高なる者の光輝く翼のもとにはぐくまれているのを見出す時だけ、
   安全な保護を感ずるものである。人間は古代の智慧力量に結ばれて、
   わが内部の神の前にいつも立っている。
   だからこの御計らいに、わが身も、苦労も重荷も任せておけば誤ちがない。

八、真の自我を見たものは、決して人を怨まない。怨みにまさる罪はない。
   われ等は神聖な可能性によって一切を変化せしむる光の中に於て、
   同胞を見れば怨みは消えてなくなってしまう。
   人は同胞を見るに愛と敬意を以てすれば、同胞の心には神に似たものが膨張する。

九、精妙荘厳な思想を求めれば、古代の大予言者が見えて来る。
   わが天性が厳かな啓示を受ければ、讃嘆歓喜せずにおれない。
   思想的にも感情的にも至尊のものは、求めざるに足もとに現われる。
   ヘブルやアラビヤの聖者に劣らぬビジョンは、平静な心の内部に臨む。
   静けき光の中に、仏陀は涅槃を理解して、これを人々に教え給うた。
   理解が目ざめれば、一切を抱く愛が目ざめる。
   マグダラのマリヤは、イエスの足もとに無明の人生を涙で洗い流した。

十、人類生活が始って以来、幾千代の日は過ぎ去ったが、
   古代智慧の荘厳なる光は一点の塵埃もとどめない。
   それを受ける準備あるものは、自己の知力でこれを得ようとせず、
   群がる小惑星の中に、大きな星が輝くように、
   雑多な思いの中に光芒爛として光る時だけ、
   古代の智慧の驚きをわが内に見出す。





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