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マニ教は、現代では忘れられた宗教です。

3世紀のペルシャで、
マニが24歳の時に啓示を受けて開教されました。

マニは自らを、「キリストの後継者」、「神の使い」と呼び、
諸宗教を統合した新しい教えを布教、伝道しました。

しかし、当時の国教であったゾロアスター教を奉じる人々から、
嫉妬や脅威による迫害を受け、
生きたまま皮をはがされるという残虐な手段により処刑されています。

マニ教は、かつては、スペインから中国にかけて広がりをみせていましたが、
現在では、幻の世界宗教となってしまいました。


マニは、天上界からの啓示を受け、
自らが救世主であることを自覚していました。

現存する著作「ケルンのマニ写本」でこう言っています。

私は、光の天使たちと、非常に強い諸力によって守られていた。
彼らは光彩を放つイエスから、私の世話をするよう命じられていた。
私は彼らから、さまざまな光景やしるしを見せられた。
それらはかすかでごく短い間しか続かなかったが、
私が可能な限り知ることができるようにしてくれた。
ときおり稲妻の閃きのように彼がやって来た。

私のこと、私は誰なのか。
私と不可分の双子の兄弟は何者なのか、高きところの父が何者か。
彼から切り離された私がどのように、彼の目的に沿って送り出されたか。
私がこの道具である肉体をまとい、
この忌まわしい肉に包まれて迷い道へと導かれる前に、
父から何を命じられ、どのような助言を受けたのか。
また、私の魂に関しては、これはすべての世界の魂として存在するのだが、
それが何であり、どのようにして生まれたのか。
さらに、私は彼から、無限の高みと底知れない深みを見せられた。
世間から隠され、誰一人見たり聞いたりすることを許されない神秘を見せられた。
彼は私にすべてを見せてくれた。



マニの言及が記録されている「シャープーラカーン」には、こうあります。

神の使徒たちはいつの時代にも絶えることなく、
霊の叡智や業を運んできた。
ある時代には、ブッダという使徒としてインドの国々を訪れた。
別の時代には、ゾロアスターとしてペルシャの地を、
また別の時代にはイエスとして西の地を訪れた。
その後、この最後の時代にこの啓示が下り、
私という預言者、真の神の使徒であるマニが、バベルの地に到来した。



マニは、世界宗教を創設するという使命をもった大如来であり、
前世では、ゾロアスター教の開祖でもあったのです。

自らの前世を開祖と崇める人々によって処刑されるとは、
何という歴史の皮肉でしょうか。
いつの時代でも、人間は、救世主の存在に気づかず、愚かな行為を繰り返しています。




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