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2008.06.24 実在の危機
私達は、普通に生きていると、
この世のものごとは確固として存在していると信じて疑いません。

身のまわりのものを見ても、それらは間違いなく存在しているし、
触れるとたしかに手ごたえがあり、
物質には確かな基盤が存在しているはずだ、というわけです。

もちろん私達の肉体にしても同じです。
肉体は間違いなく「何か」からできていて、実在するのは間違いないと思っています。

ところが、現代の物理学者はこの「実在」の把握を喪失しているのです。

ものごとの成り立ちである量子といわれるものが、
存在するのか、しないのかを見失っているのです。

この事実は、近代科学の発展の中でも、最も衝撃的なことであり、
厳重に秘匿されている科学の秘密の一つだ、とさえ言う人もいます。

近年のベルの定理の大発見によって、
量子の実在は非局所的であることが証明されました。

つまり、ものごとの深い実在は、
遠隔的に作用する見えない量子関連、
超光速の直接的な結びつきによって維持されている、ということなのです。

これにより、唯物論の根拠は失われてしまいました。

現在でも謎だらけの、実在とは何なのか?という問題への解答として、
主に八つの仮説が挙げられています。


一、コペンハーゲン解釈Ⅰ・・・実在は存在せず、抽象的量子記述があるのみである。 

二、コペンハーゲン解釈Ⅱ・・・観測行為が実在を創り出している。

三、からみあい理論・・・実在は、分割できない全体性である。

四、多世界解釈・・・実在は、たえず数を増す平行宇宙から成る。

五、量子理論・・・世界は、非人間的な推論に従う。

六、新実在論・・・世界は、捉え難い量子と場から出来ている。

七、量子的観念論・・・意識が実在を創り出している。

八、複式宇宙論・・・世界は、半実在的であり、潜在性・可能性を持つ。



我々が現実だと思っているものは、
不可思議で魔術的であり、まさしく仏教でいう空なのです。




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