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アジア地域の宗教は仏教が主流ですが、
日本以外の国の僧侶の大半は、
小乗、大乗に関わらず、当然のように霊魂の存在を認めているようです。

文化人類学者の佐々木宏幹氏が、こう分析しています。


スリランカ、タイ国を第一地域とし、
ネパール、中国、韓国を第二地域として、両者を比較して気付くのは、
前者においては、霊魂の輪廻再生が生者の最大の関心事であり、
僧侶の役割は、霊魂を六道のできるだけ善い処に再生するよう、
力を尽すことにあるのに対して、
後者では、地獄と極楽、冥界、西方浄土の観念が強く見られ、
僧侶の役割は霊魂をできるだけ速く究極の浄土に届けることにあるという点である。
また第一地域においては、
葬祭儀礼にシャーマンが直接携わる例が見られないのに対して、
第二地域では霊魂と他界の専門家としてのシャーマンの関与・影響が著しい。
とくに韓国においては、
シャーマニズムが直接間接に死者儀礼のいろいろな局面に関わり、
仏教は消極的に結び付いている点が注目される。
もっとも韓国のシャーマニズムには観念的に仏教の影響が強いとされるから、
シャーマニズムは仏教のある側面や役割を包摂しているとも見ることができよう。


「仏と霊の人類学」




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