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2008.07.15 悪しき処
現代の僧侶が全く語らなくなった「地獄」ですが、
お釈迦さまは、死後に趣く先としての「地獄」の存在をはっきり説かれています。

最初期の仏典にはこう説かれています。


仏は比丘に告げられた。

「この四天下は、八千の天下がその外側を取り囲んでおり、
さらに大海がその八千の天下をぐるりと取り囲んでいて、
さらに広大な金剛山がその大海を取り囲んでいる。
金剛山の外側には、さらに第二の広大な金剛山があり、
二つの山の間は、深くて暗く、太陽・月や天の神々など、
偉大な力をもつものでさえ、光によって、そこを照らすことはできない。
かしこには八つの大きな地獄があり、
その一つの地獄ごとに、十六の小さな地獄がある。 
一番目の大地獄は『想地獄』という名であり、
二番目は『黒縄地獄』という名であり、三番目は『堆圧地獄』という名であり、
四番目は『叫喚地獄』という名であり、五番目は『大叫喚地獄』という名であり、
六番目は『焼炙地獄』という名であり、七番目は『大焼炙地獄』という名であり、
八番目は『無間地獄』という名である。」


その時、世尊は、すぐさま偈頌を説かれた。

「身(おこない)として善からぬことをなし、
口(ことば)や意(こころ)も不善であれば、想地獄に落ちるであろう。
恐ろしくて身の毛もよだつ。
悪しき思いをもって、父母や仏や声聞に対するならば、黒縄地獄に落ちるであろう。
その苦しみは計り知れぬ。
(身・口・意の)三種の悪しき業をなすのみで、
三種の善き行いをしなければ、堆圧地獄に落ちるであろう。
その苦しみは計り知れぬ。
怒って人を傷つけようと思い、生き物を殺して血で手を汚し、
もろもろの悪しき行いばかりするならば、叫喚地獄に落ちるであろう。
常に多くの誤った考えになじみ、欲望という網におおわれて、
卑しい行いばかりしていれば、大叫喚地獄に落ちるであろう。
常に物を焼くことをし、もろもろの生き物を焼いていれば、
焼炙地獄に落ちて、長い闇夜の中で、焼かれるであろう。
善き果報をもたらす行い、つまり善き果報をもたらす清らかな道を捨て、
多くの悪しき行いばかりしていると、大焼炙地獄に落ちるであろう。
この上なく重大な罪悪をなし、必ず悪道に落ちるべき業ばかりしていると、
無間地獄に落ち、計り知れぬほど責苦を受けるであろう。
想地獄と黒縄地獄、堆圧地獄に二つの叫喚地獄、
焼炙地獄に大焼炙地獄、そして無間地獄が八番目である。
この八つの大地獄の、遮るものなき火の色は、
前世の悪行ゆえの禍によるものであり、
小地獄もそれぞれ十六そなわっている。」


長阿含経「世記経」




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