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2008.09.10 天命を知る
経営の神様、松下幸之助氏は、常に人類の共栄、平和、発展を願っておられました。

何の為の経済活動なのか?

私利私欲の為などではありません。

それは、もちろん人類の幸福の為なのです。

氏が、「福音書のルカ」を前世に持つ宗教的な魂であったことも頷けます。




宇宙に存在するすべてのものは、つねに生成し、たえず発展する。
万物は日に新たであり、生成発展は自然の理法である。
人間には、この宇宙の動きに順応しつつ万物を支配する力が、
その本性として与えられている。
人間は、たえず生成発展する宇宙に君臨し、宇宙にひそむ偉大なる力を開発し、
万物に与えられたるそれぞれの本質を見出しながら、
これを生かし活用することによって、
物心一如の真の繁栄を生み出すことができるのである。
かかる人間の特性は、自然の理法によって与えられた天命である。
この天命が与えられているために、人間は万物の王者となり、その支配者となる。
すなわち人間は、この天命に基づいて善悪を判断し、是非を定め、
いっさいのものの存在理由を明らかにする。
そして、なにものも、かかる人間の判定を否定することはできない。
まことに、人間は崇高にして偉大な存在である。
このすぐれた特性を与えられた人間も、個々の現実の姿を見れば、
必ずしも公正にして力強い存在とはいえない。
人間はつねに繁栄を求めつつも往々にして貧困に陥り、
平和を願いつつも、いつしか争いに明け暮れ、
幸福を得んとして、しばしば不幸におそわれてきている。
かかる人間の現実の姿こそ、みずからに与たられた天命を悟らず、
個々の利害得失や知恵才覚にとらわれて歩まんとする結果にほかならない。
すなわち、人間の偉大さは、個々の知恵、
個々のカではこれを十分に発揮することはできない。
古今東西の先哲諸聖をはじめ幾多の人びとの知恵が、
自由に、何のさまたげも受けずして高められつつ融合されていくとき、
その時々の総和の知恵は衆知となって天命を生かすのである。
まさに衆知こそ、自然の理法をひろく共同生活の上に具現せしめ、
人間の天命を発揮させる最大の力である。
まことに人間は崇高にして偉大な存在である。
お互いにこの人間の偉大さを悟り、その天命を自覚し、
衆知を高めつつ生成発展の大業を営まなければならない。
長久なる人間の使命は、この天命を自覚実践することにある。


「人間を考える」




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